ブログ「わが家の日々」
「小規模多機能居宅介護事業所」のブログ
『回想法普及の専門家・来島修志先生』が、明野のわが家に来たる!!
2019-11-11
オススメ重要
こんにちは、明山荘小規模多機能「明野のわが家」です。
11月11日は介護の日でした。この特別な日に、回想法普及に尽力している専門家のNPOシルバー総合研究所副理事長・日本福祉大学助教の来島修志先生が、なんと!ご多忙のなか明野のわが家においでくださり、日頃から行っている『認知症の方のためのグループ回想法』の様子を視察されました。
来島先生は回想法(主に、『地域回想法』と『認知症のかたのための回想法』)の普及のため、全国各地へ講演や研修を行ったり、回想法を実践したい行政関係者、住民ボランティア、医療介護福祉業界の専門職の方々に向けて養成研修を行っています。『回想法と言ったら…来島先生!』と言われるぐらいエキスパートな著名人で、日本全国を駆け回る、超忙しい(笑)先生です!
まるでアイドルに会うような気持ち(笑)で、先生の来訪を心待ちにしていたわが家のケアマネ。緊張と嬉しさが入り混じる、刺激的で幸せなひとときでした。
この日は利用者様7名に『なつかしの味』について昔の思い出を楽しく語って頂きました。「いなごやヘボ(蜂の子)なんて当たり前!お蚕さんのさなぎを食べたよ。味は砂糖醤油で甘辛くして炒るだよ。」「ヘボを取るのに、かえるの肉を餌にするんだよ。」「いなごは細い足と羽だけ取って食べたね。」「うちは、ねえゆ(熱湯)をかけたよ。」「うちなんか、生きたまんま『ほうろく(フライパンのような昔の調理道具)』にいなごをバッと入れたさ。そうするといなごが飛び跳ねるだよ。」「小畔(こあぜ)にどじょうを放して、大きく育てて食べただよ。」身振り手振りで話す利用者さんの姿は生き生きしていました。なつかしの味の話から、故郷を思い出し、家族を思い出し、友達と遊んだことを思い出し…思い出はどんどん広がり、この日もみなさん大笑いで話は尽きませんでした。
来島先生も、みなさんの回想の様子を聴いているうちに、居ても立っても居られない様子?だったのか、気がつくと先生も輪の中に入って懐かしい話に花を咲かせていました。先生がおみやげとして持ち帰った言葉:『あんきごしょうらく』。回想法で飛び交った甲州弁なのですが、みなさんはどういう意味か分かりますか?答えが知りたいかたは、明野のわが家にお立ち寄りください。わが家のおじいちゃん・おばあちゃんたちが笑顔で教えてくれますよ♪